刑事訴訟法I・II、刑事法演習I、刑事法総合演習
1934年北海道石狩郡当別町生。北海道大学法学部卒業後、司法修習生を得て、1959年4月裁判官に任命され以後東京地方裁判所、最高裁判所刑事局、司法研修所、東京高等裁判所等勤務を経て1999年8月仙台高等裁判所長官を最後に退官、2000年4月東洋大学法学部教授、同法科大学院教授、2004年 11月瑞宝重光章受章、2005年北海学園大学法科大学院教授。
実務経験:裁判官約40年、弁護士歴10年

刑事訴訟法I・II、刑事法演習I、刑事法総合演習
1934年北海道石狩郡当別町生。北海道大学法学部卒業後、司法修習生を得て、1959年4月裁判官に任命され以後東京地方裁判所、最高裁判所刑事局、司法研修所、東京高等裁判所等勤務を経て1999年8月仙台高等裁判所長官を最後に退官、2000年4月東洋大学法学部教授、同法科大学院教授、2004年 11月瑞宝重光章受章、2005年北海学園大学法科大学院教授。
実務経験:裁判官約40年、弁護士歴10年

刑事訴訟法につき、実務を念頭に置いたメリハリのある講義を行なう。すなわち、裁判官、検察官、弁護人等の訴訟関係人によって刑罰法令がいかに実現されるかを学説・判例のほか実務の運用をも踏まえ主要な手続きごとに具体的に理解させることを主眼とし、刑事政策や刑事立法論との連携にも配慮している。
授業の方法としては、教科書のほか、捜査及び公判の個々の手続きにつき具体的事件を素材とした事件記録、ときにはビデオを用い個々の手続きを分かりやすいように説明し、また、判例の重要性にかんがみ、判例百選を多く利用している。
なお、授業に当たっては、なるべく学生にも発言の機会を与えるようにしているほか、授業の当初に演習問題集を与え、講義で触れた事項についてさらに設問形式で問題点を掘り下げた考察を行うようにしている。
実践的な法的思考力を身につけてもらうため、刑法I、同IIの学習成果を踏まえ、主として刑法総論の分野で実務上も生じうる具体的問題を取り上げ、刑法総論における理論的争いが具体的な事件解決にどのような影響を与えるかを、判例を参考としつつ、演習形式で習得してもらうようにする。
かなり早い時期に授業全体についての演習問題集を与え、各回とも与えられたテーマにつき十分な予習のもと活発な意見交換をするようにしている。毎回、学生1人につき数回発言してもらうようにしているので、手抜きをしない雰囲気が自ずから醸成されている。
実践的な法的思考力を身につけるためには刑法と刑事訴訟法とを総合した考察が不可欠であるとの基本的認識の下に、刑法上の犯罪が刑事訴訟法の捜査及び公判においてどのように取り上げられるかを、事実認定の面を含め、演習形式により検討させるものである。
授業の方法としては、1、2週間前に、司法試験論述問題も参考にしたかなり長文の問題を配布し、これにつき授業時間中で意見発表・討論を行うことにしているが、問題の約半数については、事前にレポートを提出しこれについての講評をも兼ねている。最終学年後半の刑事関係での唯一の授業であり、司法試験が迫っている時期のものでもあるため、緊張した雰囲気での活発な発言が続出している。
旧司法試験当時ではあるが、司法研修所教官として2回にわたり通算10期くらいの司法修習生の指導に当たったが、頭が良くて余り努力しなくとも司法試験に合格できる者はごく少数で、大多数の者は地味な努力が報われたとの印象が強かった。現行司法試験でも同じことが言えると思う。
平成21年度司法試験において、本学は予想以上の実績を挙げ、特にその年に卒業した者がかなり多数合格した。これは在学生の心の支えとなったと思われるとともに、教える側にとっても、授業内容、方法等についてのひそかな自信となった。さらに工夫を重ね授業に臨み、学生をバックアップしたいと思っているので、本学に進学して、目標に向かい全力投球して司法試験に合格するとともに、柔軟な思考力と健全なリーガルマインドを身につけ、実務家として活躍して欲しい。
なお、本学学生には北海道出身者が多いが、北海道はいまだ法曹の数が必ずしも多くないので、彼らに対しては地域に根ざした法曹としての活躍ということも期待したい。